小橋寛子さん(現エコツミさん) 2005年2月・インタビュー
―それではまず、小橋さんのこれまでの活動について振り返っていきましょう。そもそも歌に興味を持ったのはいつ頃ですか?

小橋:小さい頃から歌が好きで、耳に入ってくる曲は何でもを歌っていました。特に影響を受けたのが「みんなのうた」かな。あと、「ゲゲゲの鬼太郎」とか、「メープルタウン」とか、そういうアニメの主題歌とかエンディングとか、そういう所から曲を聞いていました。外から帰ってきて手を洗う歌とか、覚えてないけど作っていたらしいですよ(笑) だから、いつも何か歌ってたんです。 幼稚園・小中高がキリスト教の学校だったのもあって、聖歌隊に入ったり、部活でミュージカルやってりもしていました。でも、大学受験の高3で初めて仕事として音楽を考え始めたんです。でも実際は、一年遅れて大学に行ったんですけれど(笑)


―ミュージカルではどのようなことをやっていたんですか?

小橋:一番大きかったのは、池袋の芸術劇場でやらせて頂いた「リボンの騎士」という商業ミュージカルでした。ホリプロさんとか大手プロダクションの方が関わっていらしたので、とっても勉強になったんです。私は街娘のメアリーとか、そんな感じで出てたんですけれど(笑)


―そして、歌手になるという夢を実現させ、「かげおくり」でデビューしたわけですが、デビューに至るまではどのようなことがありましたか?

小橋:えっとですね、その「リボンの騎士」には2年生の時に出たんですけれど、その前後に早稲田の小劇場の人達と一緒の舞台に立つことがあったんです。歌とダンスは練習してるのに芝居だけをちゃんとやったことがないのが、その人達にとても失礼な気がして。それで芝居だけをやろうと思って、早稲田じゃなかったけど知り合いの舞台に上がらせてもらいました。でも、その時に演出の方とすごくぶつかってしまったんです(笑)それで、、反動で今度は歌だけをやってみようと思って、たまたま受けたオーディションに受かりました。最初、映画の主題歌のオーディションだったので受けたんですけど、結局その映画自体が流れちゃって......その時に挿入歌として作ったのが「かげおくり」です。


―なるほど。その「かげおくり」はMUSICIVORY週間チャート1位、年間チャート13位という輝かしい成績を収めます。

小橋:ありがとうございます。実は3ヶ月くらいTOP10入りでした。でも結構自分で試聴とかクリックしてましたけど(笑) 


―そういう仕組みだったんですか(笑) 「かげおくり」以降はどのような活動を?

小橋:私、作詞しか出来なかったんで、何をするにしてもまず作曲家が必要だと思ったんです。それでそんなこと考えながら大学の階段を上がっていたら、新勧チラシが貼ってあって「作曲家求む」って。よし、このサークルには作曲家がいるだろうと思って4年生のくせに電話したら、山田が出たんです(笑) それで新歓ライブやるから来てみてくださいって。じゃあってことでライブに行って、みんな面白いなと思ったけど、一番心惹かれたのが山田。それで、いきなり「なんか作って。」って言って。その日のうちに詞を渡したんです。大学から駅まで歩きながら話していたんですけれど、駅に着く頃には「これこれ。」って。「君の笑顔」っていう、すごくいい詞なんですよ(笑) その曲を書いてもらったのが山田と組んだ最初かな。


―それが山田さんとの出会いですか。ライブ活動などについては?

小橋:えっと、山田と出会ったのが大学4年だから、そこからサークル内外でライブをやったりとか、コマツ企画という劇団があるんですけれど、そこで劇中歌を歌わせて頂いたりとか。あと、学園祭で歌ったり、遠い所だと鎌倉芸術館で歌わせて頂きました。 あと、大学生活の集大成として、音楽芝居というものを作ったんですよ。今度再演するんですが、森鴎外の「舞姫」をベースに作った作品です。原作は太田豊太郎という男性主人公側から書いてるんですけれど、それを女性のエリス側から描いた作品です。歌とセリフとリーディングで物語りを表わそうっていう、正直思いつきから始まった企画なんですが、実際はとても大ごとになってしまいました(笑)山田と柿谷と、中村美穂とでやることなったんですが、アクシデントもいろいろあったりで。どんどん人が消えてしまうようなことが......


―人が消えるというのは?

小橋:決まってたスタッフさんがいきなり出来なくなったりとか、極めつけは、本番にギターの人が来なかった。(一同爆笑)


―それ、どうしたんですか?(汗)

小橋:ギターの所をアカペラにしたり、少しカットしてみたりとか、そんな感じで乗り切りましたよ(笑) ちなみにその時が中村美穂と組んだ最初なんですよ。みほは中高時代からの同級生なんですけど、ミュージカルなどをやる同じ部活に入っていたんです。それで、音楽芝居をやるにあたって、山田と柿谷には自分で作った曲を弾いてもらってるから、クラシックとか弾ける人いないかなーと思っていて、みほってことになって。電話したんだっけ?

中村:年賀状じゃない?

小橋:あ、年賀状だ。企画が動く前に、タイムリーに年賀状書いてて、「歌やってるから」とか「何か出来たらいいね」とか書いて、それで返って来たんだっけ?覚えてないや(笑)

中村:メールで返した。(笑)

小橋:あ、そうか。で、メールで返って来て、「頑張ってね、何か機会があったらね。」みたいな感じだったから、よーしと思ってメールして、コンサートだっけ?何かに誘ったんだよね。

中村:あ、あれだよ。牧菜さんのだよ。

小橋:そうか。うちの部活の先輩がコンサートをやっていたので、それに一緒に行かないかって誘ったんだよね。その帰りに食事した時にお願いしますって。そんな感じだった。


―そして、現在はライブのパートナーとして。

小橋:そうなんですよ。まさかこうなるとは思わなかったけど。(笑) (→中村さん)ありがとうございました。


―本当にいいコンビですよね。

小橋:嬉しいねなんか。(笑)


―それでは、現在の小橋さんの音楽について思う存分語っていただきましょう。まずは、大黒柱である「ジャパネスクポップ」について。

小橋:APIAの「あたふた」っていうフリーペーパーにも載せて頂いたんですが、母方の祖父が台湾人なので、私、実は混血なんですよ。でもそんなこと微塵も感じず、何一つ日本人と疑わずに生きてきたんですけど(笑) 日本って何だろう、って思うんです。日本っぽいって何だろうっで。
海外に行けば、日本っぽいというと、未だに歌舞伎や侍がクローズアップされたりしますし。もちろんそれも「日本っぽい」と思います。でもそれだけじゃないですよね。ちなみに歌舞伎は好きでちょこちょこ観に行くんです。だから自分の形成にあたって多かれ少なかれ影響は受けていると思うんですけれど、でもやっぱりそれだけじゃない。自分が今まで生きてきた中で感じてきた日本が、自分の中の日本だと思っているんです。自分の感じる日本っぽいもの、懐かしいもの、綺麗なもの、わびさびであるとか、そういったものを表現したいなと思って。具体的には掛詞であったり、匂わせ言葉であったり、いろいろあるんですけれど。あ、匂わせ詞っていうのは例えばここにコップがあるけど、コップっていう言葉を使わないで「コップなんだな」と思ってもらったりだとか・・・。そういう何かを連想させてゆく詞のことです。造語ですけれど(笑) 日本の文化って、ちょっと奥ゆかしい...情緒的だと思うんですよ。それを嫌う人もいるけど・・・。私はイエス・ノーだけじゃない割り切れない灰色で曖昧な所がすごく好きなので。そういう所を歌いたかった、というのがあります。 私にとっての日本っぽいものが、誰かにとっても少しでも懐かしかったり、情景が浮かんだり、何かを感じるものがあれば嬉しいです。

―聞くところによると、その「ジャパネスク」という言葉を作った方がいるそうですね。

小橋:そうなんですよ。合羽刷りっていう独特の版画を作っている西岡文彦さんという方がいらして、私も版画に詳しくないのであまり説明できないんですけれど、その方が一番最初に「ジャパネスク」っていう言葉を作ったそうなんです。その方の版画がAPIAにあるんですけれど、それが何だろう......独特なんですよ。また、私の歌うジャパネスクとは違うんですが。多分ジャパネスクというのはそれぞれの中にあるんじゃないかと思っています。100人いたら100通りのジャパネスクがあるんじゃないかなぁ・・・ 私、自分の生まれたり、育ったりした国を一番好きでいたいと思うんです。今の日本にはもちろんたくさんの問題があるとは思うんですけれど・・・。。あ、合羽刷りの話じゃなくなっちゃった。(笑)


―ジャパネスクポップの楽曲については、後ほどCDの話で触れさせていただきます。続いて、最近ではジャパネスクポップと双璧を成すようになってきた「物語り歌」についてうかがいましょう。

小橋:物語り歌っていうのは、歌とピアノのデュオという形が基本なんです。歌とピアノが違う音を一緒に奏でることによって立体的な感じを作り上げるという。それで、物語り歌っていうのは、私の中では一緒にやるのは一人しかいないと思ってて......みほの話聞きたい気がする。どうですか中村さん(笑)

中村:うーん......「想い雪」とかはピアノ曲で作ってたんですよ。だから、音域とか全然気にしないでメロディー作ってて、音楽の幅はあると思います。で、Aメロ、Bメロ、サビっていう感じじゃなくて、クラシックのように初めに出てきたメロディーが一応テーマで、続いて展開していく感じで、最後にもう一回初めのテーマを思い出させる、というようになってます。

小橋:「約束」は?

中村:「約束」は、「歌」と分かって作ってる曲ですから、「想い雪」とは違いますね。


―「希望の在りか」については?

中村:「希望の在りか」はピアノ曲です。「祈り」は「歌」として作ったので、一応Aメロ、Bメロ、サビ、として......「物語り歌」の特徴としては、ピアノがすごいのが特徴、みたいな。(笑)


―歌とピアノだけというのを忘れさせてくれますね。

中村:後からピアノをつけてるから......


小橋:ピアノが好き勝手に弾いてます。(笑)


―先程のお話にありましたが、「物語り歌」は曲先なんですか?

小橋:はい。でも他は大体......ジャパネスクポップは絶対に詞が先。結構、詞から書くことが多いですね。

中村:「祈り」......(笑)

小橋:「祈り」に関しては、物語り歌なんだけど詞を先に書いてみよう、とか言ってたら、みほがいきなり曲作ってて......だめじゃんそれ、って。(笑)  テーマだけ決まってて、こういうので詞を書いてきて、って言ってたのに、ピアノ弾いてるから「それ何?」って聞いたら「祈りのサビ」って(爆)それ曲先だよ、っていうことがありました。(笑)


―詞先じゃなくなってますね。(笑) ところで、少し前のチラシでは、「Gray Earth 〜希望の在りか〜」、「White Season 〜想い雪〜」となっているものがありますが、これはタイトルを変えられたんですか?

小橋:いや、ピアノ曲としてのタイトルが「Gray Earth」で、歌の曲としてのタイトルが「希望の在りか」。「White Season」も同じで。で、私がチラシ作る時に英語入れるのが面倒くさくてそうなったという経緯が......

―聞かない方が良かったですかね。(一同笑)


―物語り歌にはお芝居の経験が強く出てますか?

小橋:物語り歌だけじゃなくて、歌を歌うということ自体がつながっているかな、と思います。


―なるほど。いつも曲の中に入り込んで歌ってらっしゃいますよね。

小橋:いい面も悪い面もあると思いますけど。


―続いての話題ですが、最近のライブで「ハンガリア舞曲」に歌詞をつけて歌ってらっしゃいましたね。

小橋:そうなんです。何語って言った方がいいのかな......小橋語で歌ってます(笑)


―それはどのように出てくるんですか?

小橋:小橋語は、曲を聞いてると出てきますね。曲が歌ってるのを聞きとる感じです。


―曲に込められたものが言葉になって出てくる感じですか?

小橋:そんな感じです。でも、使っている言語は、日本語と英語とフランス語と中国語......あと、何ヶ国語かが混じった感じなんですよ。私が知っている言語しかききとれないから、その範囲のものだと思います(苦笑)でも、私の中ではその一個一個の言葉の中に意味があって、日本語と同じように意味を取りながら歌ってます。


―なるほど。そして、これにもジャンル名があるそうですが。

小橋:はい、「トーキングクラシック」っていうんです。友達が名前つけてくれたんですけど。


―そして、ライブでアカペラも披露されていますね。

小橋:そうですね。ここ最近歌ってないんですけど。最初なんでアカペラをやったかというと、歌いたくてしょうがないのに自分の詞に曲がないから、苦肉の策として作ったんです(笑)それで、声を楽器みたいに、という感じに歌一本でいくというのは、それはそれで好きなので、これからも時々出てくると思います。


―このアカペラには春夏秋冬シリーズがありますよね。

小橋:はい。春夏秋冬シリーズと、あと、その時々に出てきます。


―そして、春夏秋冬シリーズは、「冬」と「春」がまだ未公開ですね。

小橋:はい。「冬」は次回のAPIAで歌います。


―他のアカペラ曲の中では、「Crying」について、ある映画のために作ったとライブでおっしゃってましたが。

小橋:「Crying」は、「二月的故事」という日本と台湾のインディーズの映画に出させて頂いたことがあって、その中で歌う予定だった曲です。撮影までしたんですけれど、時間以内に収めなければいけないとかで、カットになってしまったんですよ。その時は深夜に監督さんやスタッフさんと集まって、衣装合わせとかして、明け方に4時に車で隅田川のほとりに行って朝っぱらから歌いました。おばあちゃんとかおじいちゃんが何だ何だって見に来て......お客さんがあんなに上の年齢層の方ばかりというのは初めての経験でしたよ(笑)


―それは大変でしたね。(汗) では、ここからは今後の活動についてお聞きしましょう。まず、CDリリースを控えてらっしゃいますね。

小橋:そうなんですよ。今ジャケットを作ってもらってて。「おはじき」、「大陸」、「山人」(やまと)の3曲入りです。「香り水」っていうタイトルです。延び延びになってるんですけど、「舞姫」をやる3月30日に発売しようと思ってます。


―では、1曲ずつお話をうかがいましょう。まず、「おはじき」から。

小橋:はい。「おはじき」ですが、なんだろう......おはじきで遊ぶためには複数の人間が必要なのに、一人遊びをしている、自分がはじいたのにはじき返してくれない、みたいなところから、思いが届かない、恋してるのに届かない、という感じのものを歌ったんです。「おはじき」にはすごくいろいろな意味を込めていて、それは人によって違って構わないものだし、こんなおはじきじゃない、と思う人もいるかもしれないけど、私が思ってるおはじきというのは、自分の恋心であったり、涙であったり、流れ星であったり、願いを叶えてくれるはずのものであったりします。 ちなみに一番最初にできた詞は、おはじきを土に埋めるところからなんです。

―ライブの時には手でおはじきをはじく動作をしてらっしゃいますね。

小橋:そうなんですよね。手が遊んでしまうのが嫌だったので、何かやることを決めようと思って始めたのがきっかけです。 そうそう、何かの昔話で読んだのですけれど、女の子がおはじきで一人遊びをしている時に、知らない女の子が来て、一緒に遊び始めて、友達になったんです。でもその知らない子は実は空に住んでる子で、だから空に帰ってしまうんです。で、その人間の女の子は、流れ星が流れるたびに、ああ、あの子は空でおはじきをしてるんだな、と思うというお話があって・・・。だから、流れ星は願いが叶うから、願いよ叶え、想いよ届け、っていう切ない気持ちも「おはじき」にはあったりします。


―続いて「大陸」ですが、輪廻転生を絡めながら、強さと優しさの込もった曲ですね。

小橋:ありがとうございます。「大陸」は私もすごく好きな曲で、もともと「舞姫」のエンディングのために書き下ろした曲です。自分が今まで生きてきた中で、思い出したくないことであるとか、やり直したいことであるとか、そういうものが全部自分の中にたまっていって、だから今の自分がある。今この場所から前に進んでいこう、という感じです。 例えば何だろう......紆余曲折したから山田にも柿谷にも会えたし、今みほと一緒に出来るし、何かとんとん拍子に行ったら今の歌は歌えなかったと思う。その時(大陸を作ったとき)はもちろん今みたいなユニットになる前だったから分からなかった部分もあるけど、何があってもそれが自分の人生だから、起きたことをどうこう言うより、また先、自分の望むものに手を伸ばしていこう、という感じです。


―最後に「山人」ですが、この曲はいつもライブで解説をされていますね。

小橋:そうなんですよ。「山人」は「鬼」シリーズを作っていて、それを書くにあたっていろんな本を読んでいる時に出会った本からできた曲なんです。 本によって書いてあることは全然違うんですけれど、「鬼」は「隠れる」。「隠(おん)」っていう文字を書いて、「隠れる」から転じて「鬼(おに)」となった人間、という説が載っていたんです。何でかっていうと、農村の人からすると、山に住んでいる人達は何をしているか分からない。山に隠れていると思っていたのでよく分からない部分があったんです。鉱山、たたら場で働いていたり、何だか分からないけど農作業じゃないことをしている。で、そういう所で働いている人達は火に当たっているから、顔が焼けて真っ赤になってたり、夜中頭にろうそくを立てて仕事をしていたのが角に見えてって説があったりだとか、いろいろあるんですが、自分達のコミュニティーじゃない人達のことを恐れていて、「鬼」と呼んだというんです。 それで、「山人」の中では、山の中にいる人達のことを「山人」と呼んでいるんですが、違うコミュニティーの人に恋をした女の子の歌です。 多分、鬼と呼ばれる人達は自分の顔が焼けて恐く見えるってことも知ってるし、見られたくない、と思うんですよ。同じコミュニティーだったらいいんだけど、違うコミュニティーに入ったら恥ずかしくて嫌だと。でも、女の子は顔を見るなって言うんだったら、二人で前を見て歩いていこうと伝えているんです。 そこが自分の中で、全然違う人と恋をしたとしても、違いを悲しむんじゃなくて、違うから一緒に支え合おう、みたいなのがあるといいな、と。希望を込めて歌いました。


―最後のサビの辺りは特に。

小橋:そうそう、恋してる感じの曲なんですよ。これは、サビに関しては特に韻を考えてます。あと、「山人」は何がいいって、ピアノがね、下りてくるんだよね。

中村:ピアノは、前奏のメロディありますよね。あれを最初高い所で弾いてて、その後真ん中で弾いて。間奏でまた出てくる所は、伴奏の中にメロディが埋まった形になってます。

小橋:山の人が下りてきてるんだよ。

中村:で、また上げて弾いて、最後の二人のハモる所で一緒になってます。

小橋:実は伴奏にも意味があるんだよね。

中村:二人が結ばれて一緒に上がっていく、という感じになってます。

小橋:感動の大作だ(笑)


―本当にそうですね。続いて、音楽芝居の話ですが、公演は3月30日、こちらもAPIAで行われます。

小橋:はい。去年の3月に初演を行ったんですけど、その時は下落合でやらせてもらっいました。 とても思い入れのある作品です。初演は本当にバタバタしてて、さっき言った通りギターがいなくなったりだとか、もう自分が一番どうしようもない感じだったんですが、今年はちゃんとやりたいな、と。 見てない人から「見てみたい」という声もたくさんいただいて。タイムリーにAPIAのマスターが、やってみないか、と言ってくださったんです。じゃあぜひ、ということで。

―APIAのスケジュールも見ましたが、いつもの倍の時間を取っていますね。

小橋:そうなんですよ。多分1時間無いぐらいだと思うけど、何が起きるか分からないから。(笑)


―今回は何事もないことを祈ります。(笑) そして、日記を先行公開という形でホームページも出来ましたね。

小橋:はい。今も着々と出来ているんですけど、写真を撮るためにわざわざ箱根に行ったりとか、意外に自分の中ですごく力が入っています(笑)諸事情があってデザイナーさんを代わってもらったりしたので、昨年オープンを宣言してから未だにできず今に至るわけですが、さすがにそろそろ出来ます(苦笑)きれいなものになってると思います。


―楽しみですね。そして、次回のライブは2月19日、会場は四谷天窓comfortになります。

小橋:そうなんですよ。コンフォートは今回が初めてです。オーディションライブなんですけど、もう一度立てるように頑張ります。comfortはAPIA とはまた違う所なので。ピアノもすごくいいですし......APIAの人に見られたらどうしよう。(笑) 「物語り歌」とかは出来るだけグランドピアノでやりたいというのもあるので、頑張りたいところです。


―ライブといえば、日記で新曲についても書いてらっしゃいますね。

小橋:はい。1ヵ月半で7曲出来たのかな。


―すごいペースですね。

小橋:「祈り」、「ピアノ」、「こんぺいとう」、「十六夜」「会いにゆこう」、「梅雨」、「天使未満」......だけかな。確かに7曲です。次回は、APIAがポップス中心に、comfortではいろいろな曲をやりたいと思います。新曲はですね、初の山田・中村共作曲が行われていて、どこからどこまで誰が作ったかというのは分からないと思うんですが、見分けられたらあなたはすごい、みたいな。(笑)


―ジャパネスクポップと物語り歌の融合のような感じは。

小橋:ポップスをイメージして作ったので、どちらでもない感じです。「こんぺいとう」とか「十六夜」とかはジャパネスクポップですけど。


―そういえば、ポップスは今まであまり出てきませんでしたが。

小橋:今まで暗めの曲が多かったので、ちょっと明るい曲を入れてみたりしてます(笑)


―最後に、今後の目標についてお聞かせ願います。

小橋:えっと、まず何よりももっと多くの方々に聴いていただきたいですね。もっともっといろいろな曲を作っていきたいと思います。 一番近いところでは comfortなんだけど、それを成功させて、次のAPIAも音楽芝居も成功させて、CDもリリースして・・・。 私、親バカというか、自分バカというか、自分の曲が一番好きなんですよ(笑)なので、本当にもっと多くの方々に聴いて頂きたいと思うし、そのために何がなんでもやっていこうと思っています。


―今日は本当にありがとうございました。

小橋・中村:ありがとうございました。


(2005年2月某日、都内某所にて)
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